2024年3月19日、日銀はマイナス金利の解除を発表しました。
マイナス金利が解除されれば円高に進むと言われていましたが
発表後のドル円の値動きは実に1円50銭も円安に振れて150円台を再び奪還
上田日銀総裁の「当面緩和的な禁輸環境が継続する」この発言が上昇の原因という人もいます。
しかし本当の理由はわかりません。再び150円台に突入したことが事実で
強いて言えば「下がらなかった」という結果が理由でもあります。
上記の分析はファンダメンタルズに分類されるかと思います。
私が行うのはその対極であるテクニカル分析による売買です。
「日本のマイナス金利が解除されたら円安から円高に振れるはず」「これまで円安が進んでいたのは日銀が手を打たなかったからだ」
このように現状の価格の原因を追求し、その原因が変化したから結果も変わる
それなら原因を追究して利益を得るのがトレードで利益を上げる近道なのではないのか?
一見合理的に見えるこの方法ですが、今回のマイナス金利解除の発表後、円安に振れた例もある様に
原因の変化とその結果が一致しないこともあります。
「この円安は一時的なもので、今後緩やかに円高に向かう」
その様な意見もあるでしょうし、実際そうなのかもしれません。
しかし、それが「いつ、どのタイミングなのか」が測れないという点で曖昧です。
その理由も、タイミングも全てが曖昧なのでファンダメンタルズ分析による売買は
「損切り」がしにくいものだと考えています。
一方のテクニカル分析では
「価格がすべてを織り込んでいる」というのが大前提です。
本日のドル円の急上昇も、下がらずに高値を切り上げていったから上昇した。
理由はそれだけで充分なのです。
そこに思惑、憶測もありません。
そしてその軌跡は必ずチャート上に記されてきています。
「プロ級のベテラントレーダー」から「始めて一か月の初心者トレーダー」まで
全ての人がチャート上に記された事実を基に売買をすることが出来る。
それがテクニカル分析によるトレードの特徴です。
ファンダメンタルズは所詮「当てもの」だと考えています。
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